キウォフハートの成分と効果はどんなもの？

キウォフハートには、イベルメクチンとピランテルという2つの成分が使われています。
これらの成分は、すでに軽く触れているようにカルドメックに使われているものと同じ成分です。
特に、イベルメクチンは人間用の医薬品にも使われているので、信頼性や安全性も十分にあります。
ピランテルも多くの動物用医薬品に使われている知名度の高い成分なので、実績が豊富にあり、安心してお使いいただけます。

配合されている2つの成分のうち、イベルメクチンにはフィラリア症に対する予防効果があります。
フィラリア症は、フィラリアという寄生虫の幼虫が蚊を媒介して犬の体内に侵入し、最終的に心臓に寄生することで引き起こされます。
イベルメクチンは、愛犬の体内に侵入したフィラリアの幼虫に作用し、神経や筋細胞の働きを妨げて麻痺させます。
これにより、フィラリアの幼虫が筋肉中や皮下組織中に潜んでいる間に死滅させ、心臓に寄生するのを防いでフィラリア症を予防します。

また、ピランテルは消化管内に寄生する回虫や鉤虫といった内部寄生虫に作用します。
これらの寄生虫の神経に作用し、持続的に筋肉を痙攣させて麻痺を引き起こす効果があるのが特徴です。
これにより、回虫や鉤虫が消化管の壁に引っかかることができない状態にし、最終的に体外へ排出されるようにします。
フィラリア予防と内部寄生虫の予防を同時に行えるのが、キウォフハートの大きな特徴です。